2018年のふりかえり

はじめに

2018年も終わりになりましたので、ふりかえりエントリを書きます。
よく「社会人になってからの1年は短い」と言われますが、
個人的には、学生時代にも匹敵するかのような、長く濃密な1年でした。

やったこと

  • 1月
    会社の先輩に教えていただいて、リリカルの質問全部答えますに参加しました。
    思えば、これがすべてのきっかけでした。当時はブロッコリーさんのブログリリカルさんのブログをよく拝見しており、右も左もわからないままとりあえず参加したのでした。当日のtogetterはこちら。日本企業において、品質保証がどのような歴史を辿ってきたのかを学ぶことができました。

    その後、テスト酒場に参加し、まなべさんのオンラインもくもく会に参加させていただき、徐々に知り合いが増えていきました。

    語る夕べにも参加してみましたが、全く単語が理解できず、議論についていけない状態でした。ただ、「わからないものがある」ことがわかるということだけでも非常に楽しかったので、その後も継続して参加しました。

    テスターちゃんを頑張って読みました。

  • 2月
    テスト設計コンテストなるものがあることを知り、決勝戦を見学しました。

    また、デブサミに参加したり、カイゼン・ジャーニーに出会って強く共感したりもしました。

  • 3〜4月
    3月はまず、JaSST'18 Tokyoに参加したことが大きかったです。正直、いまだに当日のふりかえりが終わっていないのですが、Googleにおけるテストの話探索的テストの話など、印象深いセッションが多かったです。

    また、伊藤由貴さんが、テストエンジニアのためのSlackワークスペースを作ってくださいました

    テストもぐもぐ会にも参加しました。みなさん真剣なテーマを持ち寄られていたのが印象的でした。

    4月末には、休日出勤からのはしごという形で“Issueの書き方と伝え方”勉強会に参加しました。リナさんの発表がすごすぎて「すごい」以外に言葉が出なかったことを覚えています。あとセフィロス。 探索的テストっぽいことは前職を含めて結構長くやってきたつもりでしたが、自身の至らなさを痛感しました。

    また、この頃からscrapboxに移行しました。

  • 5月
    5月には、NaITEに参加しました。「テストの勉強会もいろいろあるんだなー」と思うようになります。

    また、頑張って上司を説得してJaSST'18 Tohokuに参加しました。6時間かけてのワークショップは正直疲れましたが、ラルフチャートの考え方を早速現場に持ち込むことができました。(入力と出力を付箋で整理し、開発チームやプロダクトオーナーとテストの優先度を相談しました)。

  • 6月
    6月はJaSST'18 Kansaiに参加し、続けてWACATEに初参加しました。
    JaSST'18 Kansaiのテーマは「納得」でした。tawdaさんのライブコーディングに、ただただ感動しました。「納得」というキーワードは、この日から自分の中に引っかかりつづけています(ポジティブな意味で)。
    WACATEは、とにかく演習についていくのに必死で、当日はモヤモヤが沢山残った状態で帰宅しましたが、悩みが深かった分、その後大きな糧になりました。 ファシリテーションやチームビルディングといった方面への興味が強まったのもこの頃です。 (ひとりSaPIDをやろう!と思ってまだやれていません...)

  • 7月
    7月は、にしさんの資料をずっと読んでいました。
    また、WACATE2018夏 復習会をはじめ、さまざまなイベントに参加しました。

  • 8月
    ワニさんといそべさんの勉強会で、ABDを学びました。これは結構強い読書法だなと感じましたので、以後ちょくちょく使っています。

    また、JSTQB AL テストマネージャを受験しました。こちらは幸い、合格することができました。

  • 9月
    XP祭りに参加しました。twadaさんの基調講演だけでお腹いっぱいになりました。英語のセッションはほぼ雰囲気でついていけましたが(ついていけたと勝手に思いこんでいましたが)、ちゃんと理解できたわけではないので、英語スキルも伸ばす必要があると感じました。また、Scratch本をいただいたので、全部やりました。Scratchはビジュアルにわかりやすくコーディングできるので、通常のIDEでコーディングするのが辛い方におすすめです。

  • 10月
    テスト設計コンテストのチュートリアルに参加しました。(※U-30はこちら)。終わってから早速有志で集まって、いろいろ取り組んでいます。正直まだ1㍉も理解できている気がしません。

    技術書典に行きました。
    VSTePの勉強会に参加しました。
    秋のもぐもぐ会にも参加しました。
    あと、会社の部署が変わって、地味に忙しくなりました。

  • 11月
    JaSST'18 Kyushuに参加しました(部署が変わったことで、社外イベントに参加しやすくなりました)。同値分割はやっぱり深い!と感じたJaSSTでした。長崎の地形(※)とごはんも満喫しました。ペンギン水族館には行けず...。

    ながさき坂道めぐりというサイトが素晴らしいです

  • 12月
    JaSST'18 Reviewに参加し、続けてWACATEに参加しました(夏に続いて2回目)。 JaSST'18 Reviewは、パネルディスカッションが特に印象に残りました。正解がないのが正解、なのだと理解しました。

    WACATEは、夏に比べると気持ちの余裕をもって参加できました。C’mon baby ジドウカ~の元ネタがDA PUMPだと気付いたのは初日の夜くらいでした。
    夜の分科会も含め、充実した2日間になりました。一方で、夏と同様に消化不良感もあり、近いうちに復習会を企画できればと思っています。

    語る夕べで、ゆもつよメソッドを学びました。湯本さんに初めてお会いしました。

    テストアナリスト試験対策勉強会に参加しました。

    Qiitaのソフトウェアテスト #2 アドベントカレンダーに参加しました。
    (アドベントカレンダー#1はこちら)
    (小ネタカレンダーはこちら)

  • その他、1年を通じて
    上記以外にも、様々なイベントに参加しました。

わかったこと

この1年を通じて、わかったことを書いてみます。

  • テストの世界は広大だと実感した
    今年の収穫はこれに尽きます。小手先の方法論で何とかなるような世界だけ見ていては勿体無い、という気持ちが日を追うごとに強くなりました。

  • インプットに偏った結果、復習(アウトプット)が満足にできなかった
    こうなることがわかって突き進んだので、後悔はしていません。
    特に、内部構造方面の学習&実践がほとんどできませんでした。TDD、BDD、ATDD、コーディング(もう何年もやってない)、自動化の実装、etc
    テスト開発の方法論についても、満足に手を動かすところまで行けませんでした。
    積ん読もたくさん。。。

  • 健康など色々なものを疎かにした
    これも反省材料です。反省はしていますが、後悔はしていません(^^;)。

つぎ(来年)にやること

最後に、来年にやること&やらないことを書いてみます。

  • 英語で文献を読めるようになる
    ISTQBのシラバスをはじめ、欲しい情報が英語でしか手に入らないことが増えてきました。英語スキルは優先的に鍛えたいです。 iPhoneの言語設定を英語にして数ヶ月過ごした結果、ISTQBシラバスを読む程度なら違和感がなくなってきました。
    他に、格ゲーの実況動画などを流し聞きしています。

  • 基礎を学び直す
    ここ最近、Foundationシラバスなどを読んでいると、新たな発見&気付きがあったりします。 丸暗記していたものがハラオチする、のパターンが多いように思います。

  • 社内外で、イベントの主催側にまわることをメインに据える
    2018年は、ほぼインプットで終わりました。少しイベントを主催したりもしましたが、このバランスを主催寄りに変えていきたいと思います。 コミュニティに貢献したい、という気持ちも含めています。

  • 健康など、生活まわりを改善する
    いろいろ犠牲にしました。さすがに時間リソースを振らなさすぎたので、見直します。Twitterを控えるべきなのか...!?

  • 技術書典などに向けて、書く
    書きたいです(書けるとは言ってない)。

つぎ(来年)にやらないこと

  • インプット目的の勉強会参加(減らす)
    何を削るか考えましたが、、、このくらいしか思いつきませんでした。
    やりたいことがまだ多すぎる感じがするので、やらないことをもう少し増やしたいですね。

まとめ

好奇心にまかせて、ただひたすらイベントに参加し続けた1年だったと思います。
来年は、コミュニティへの貢献を増やしていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします!